イタリア・チーズの歴史
●もぐもぐスタジオ●
どうも、モグモグです。
いかがお過ごしでしょうか?
今宵も
食の旅にしばしお付き合いくださいませ。
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チーズの旅6弾!!
本日は、イタリアのチーズの歴史について、
お話したいと思います。
●イタリアのチーズの歴史●
イタリアのチーズは、
ワインや料理と同様に、
歴史はフランスよりもはるかに古いんです。
1.どこから??
紀元前1000年頃エトルリア人により、
北イタリアのロンバルディア地方に伝来されました。
山羊、羊、牛などの第四胃から抽出する(レンネット)
を利用してチーズを作る技術を身につけていた
2.産業の基礎
立派な植民都市を築いていたエトルリア人は、
チーズを作る工場を設立し、
現在のチーズ文化と産業の基礎を築いたといわれています。
そこで、
現代のパルミジャーノ、ペコリーノなどのハードタイプのチーズと
タレッジョ、ゴルゴンゾーラなどの半硬質系チーズの原型ともいうべき
チーズが作られていた。
特に、保存性が高い超硬質チーズ系は、長征用の兵糧として古代ローマ軍の
進撃に強大な威力を発揮したと考察されます。
このように、平野面積がきわめて少ないため、
古代イタリアのチーズは、
山羊・羊・水牛などの乳が主体で作られてきた。
3.イタリア最古のチーズ??
イタリアチーズは、グラナと呼ばれる超硬質チーズが国際的に最も有名です。
ペコリーノ・ロマーノは、イタリア最古のチーズと言われ、
グラナを代表するチーズである。
4.初代ローマ王!!
ローマ初代王:ロムルス(紀元前753年)は、
テーヴェレ川に捨てられ川岸に漂着したところを、
そこに現れた狼の乳を飲んで助かりました。
その後羊飼いの夫婦に拾われ、
ひそかに育てられたという有名な伝説があり、
今もローマの博物館に乳を飲ます狼の立派な銅像があります。
その農家で、ロムルスが自ら飼っていた羊の乳から作ったチーズが、
現在のペコリーノ・ロマーノであると伝えられています。
5.世界三大ブルーチーズ!!
6.ゴルゴンゾーラ
世界三大ブルーチーズの一つゴルゴンゾーラの名称は
ミラノの北東にある小村名に由来しています。
現存するゴルゴンゾーラ町はチーズの名称だけが残り、
チーズ作りのほうは、ミラノ市東方にあるノヴァロやロビオを中心に、
今もなお独特な伝統的手法・器具類を使って作り続けられている。
紀元前879年頃に、ゴルゴンゾーラ村で作られていた当時は、
牧草の豊かな夏から秋にかけてアルプス山麓の牧場で放牧されていた乳牛の群れは、
冬が近づくにつれて里に降りてくる習わしがありました。
山からの長旅で疲れた牛の群れが、ゴルゴンゾーラ村で休息し、
その間に搾乳して作られたチーズがソフトでおいしいと大評判になったことから、
その名が生まれたとされています。
今宵はこの辺で。