mogumogustudio’s blog

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フランス・チーズの歴史

●もぐもぐスタジオ●

 

どうも、モグモグです。

 

いかがお過ごしでしょうか?

 

今宵も

 

食の旅にしばしお付き合いくださいませ。

 

 

 

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チーズの旅7弾!!


 

本日は、フランスのチーズの歴史について、

お話したいと思います。

 

 

 

●フランスのチーズの歴史●

フランスチーズの歴史は、イタリアに次いで古いんです。
 
フランスが、ガリアと呼ばれていた時代、
ローマの植民地で作られていたチーズの多くが、遠くローマまで運ばれていました。
 

1.フランスで最も古いチーズは?

フランスで最も古いチーズは、

ロックフォールカンタルといわれ、

どちらも、

2000年も昔から作られてきた。

清水と豊かな牧草に恵まれた高地牧場で作られるチーズです。

 

2.チーズ王国

ロックフォールカンタルは、

古代ローマ博物学者プリニゥスが、

博物誌の中で、高く評価しています。

 

山岳地帯、平原、河、海と

バランスの取れた地形と風土によって、

世界一バラエティ豊かなフランスチーズが産まれました。

 

フランスのドゴール大統領は、

「600種類ものチーズを持つ国を統治するのは困難である」

と言った逸話も有名。

 

このように、数字がつかめないほど、

フランスチーズの種類は多い。

そして、古い歴史を持つチーズがたくさんある。

これが、チーズ王国フランスである。

 

3.チーズの王様

フランス最古のチーズ、

ロックフォールは、中世に入ると共に名声が高くなり

「チーズの王様」

と呼ばれるようになりました。

 

1411年には、シャルル6世により、

ロックフォール村に対し

伝統的なチーズの製造の独占権が与えれられ、

歴代の王によりその免許は更新されてきました。

現在もA・O・C(原産地名称統制法)により保護され続けられています。

 

フランスで最高のチーズと呼ばれたロックフォールについて、

18世紀のイタリアの文人カサノヴァが、

その媚薬的効力を彼の回想録の中で、

ロックフォールを食べ、シャンベルタン(🍷)を飲めば、

消えかけた愛は再び燃えたち、芽生えたばかりの恋はたちまち成熟する」

と、チーズとワインのマリアージュの素晴らしさを強調しました。

この一文により、

ロックフォールとシャンベルタンの

消費が急速に伸びたといわれています。

 

4.修道院

ヨーロッパ中世の暗黒時代に大きい僧院や修道院の厚い塀と壁の中で、

多くの修道士や神父たちの研究と努力の積み重ねによって、

究極の味ともいうべき数々の名チーズが作られてきました。

 

代表するチーズは、ティエラッシュ地方のマロワール修道院で、

西暦960年無名の修道院によりつくられた

マロワールチーズです。

 

この他に、

マンステール、ポンレヴェック、リヴァロー、エポワース

などのウォッシュタイプの有名なチーズがあります。

 

その多くは、ベネディクト派の修道院ができた頃、

修道僧により作られたものです。

 

ウォッシュタイプと呼ぶ理由は、

チーズの表面を洗う際に、

マール、ビール、シードル、カルヴァドスなど、

それぞれの地方で作る地酒を使って洗う習慣があったからです。

 

 

今宵はこの辺で。